「1日の疲れを癒すには、やっぱりゆっくりお風呂に浸かってリラックスしたい・・・」

 

海外に留学している時は、こんなことを考える方も多いはず!
先日、家でゆっくりとお風呂に浸かっていた時、ふと以前カナダへ留学していた頃は、「お風呂に入る=時間との戦い」だったことを思い出しました。

毎年多くの生徒を海外へ送り出しサポートを行っていますが、ホームステイ先に滞在する生徒からは、やはりこのシャワー時間の短さへの不満を耳にすることも良くあります。
そこで、カナダでのシャワー事情をみなさんにご案内させて頂きます。

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シャワーの時間は5~15分以内!

ホームステイ先によってシャワーの利用時間は異なりますが、一般的には5分~15分の家庭が多いと言われます。きっちりと時間を計っているわけではありませんが、やはり早めに済ますことが好ましいです。
私自身、冬はマイナス20度にもなる地域に滞在したこともありますが、カナダで冷えた体を温めるには暖炉やヒーターが一番です。
日本であれば、湯船に浸かって温まりたいと思いますが、カナダでは短時間のシャワーではもちろん温まりません!
そもそもカナダでは体を温めるためにシャワーを浴びるという概念はないように感じます。

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日本とカナダではお湯のシステムが違う?

なぜカナダではシャワーの時間制限があるのでしょう?その理由は、水道代が日本より高いということもあるでしょうが、もう1つは日本とは違いお湯のシステムが異なるためです。

カナダの家庭にはそれぞれお湯を貯めるタンクがあり、そのタンクに貯まったお湯をキッチンやお風呂で利用します。そのため、一人の人が長時間お湯を使ってしまうとタンク内のお湯がなくなり、お湯が貯まるまで水しか使えません。いくら夏でも水風呂は辛いものです。

カナダのこのお湯のシステムに慣れていない日本人には少し辛いことかもしれませんが、次にお湯を使う人のことも考えて、利用時間を守る努力が大切でしょう。

ちなみにこのお湯システムの違いは、アメリカイギリスオーストラリアニュージーランドなどの他地域でも同様です。

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カナダでは節電、節水が大切!

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カナダには節電や節水を大切にしている方が非常に多いです。そのため、ホームステイ先でのルールとして、利用していない電気やパソコン、家電製品などのコンセントは必ず抜くことや、洗濯は週1回しか行わないなど、多くのホストファミリーが節水、節電に気を使っています。

シャワーの利用時間が短いことは、これも要因の1つだと言えます。

 

日本ではカナダのようにシャワーの時間に気を遣うことは殆どありません。むしろ、日頃の疲れを癒すものとしてお風呂の時間を楽しむ方が多いでしょう。そんな日本人にとっては、この習慣に慣れるのは簡単ではないかもしれませんが、これも留学ならではの異文化経験!
その国の文化を受け入れ、適用していくことが留学生活をより楽しめる秘訣です。

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