アメリカと聞くと日本人にとって非常に身近な国であり、旅行や留学などの目的地としては非常に高い人気を誇っているのは言うまでもありません。ただ、アメリカで働く!となると、アメリカは非常に困難の多い国で、ビザの問題が非常に厄介な国であります。

 

 

アメリカで働くにはどういう方法があるのか?

アメリカで働くためにはいくつかの方法があります。

①現地企業で採用になること

②アメリカに支店を持つ企業で採用になり駐在員として赴任すること

③アメリカで起業すること、が主な方法でしょう。アメリカで働きたいと考える方が、まず第一に考えるのはではないかと思います。

 

日本人が多く住むアメリカでは、日本人や、英語と日本語の両方ができる人材を採用したいと考えている企業はたくさんあります。もしかすると現地の求人を見て、日本からコンタクトを取り、現地に面接ツアーに行くということで採用してくれる企業もあるかも知れません。(通常はビザがないということで門前払いです。)

 

この用法で運よく採用になったとしても「ビザ」がなくては働くことができず、アメリカはそのビザ申請が非常に重要なポイントとなります。

 

 

H1-Bのハードルは抽選

最もポピュラーな就労ビザは、H1-Bと呼ばれ4年制大学の学位を就業分野で取得しているということが前提で申請が可能です。年間65000名の受入制限があり、経済の状況により多少違いはあるもののほぼ毎年定員以上の応募者がおります。修士号を持っている場合は、20000名の別枠があり、合計85000名の枠となるのですが、2016年度の申請には合計約233000名の応募があったことが発表されています。応募者が定員を超えた場合、無作為の抽選となります。

 

つまり、移民弁護士や企業と一緒に申請のための書類を一生懸命作成し、申請を行ったとしても中身すら見られずに却下されてしまう可能性があるということです。

 

修士号枠はそれほど多数の応募がないと推測しますので、恐らく4年制大学の学位の方は3倍程度の倍率になっているのではないでしょうか。つまり、3人に2人は書類も見られずに却下となっているわけです。これは企業にとっても、申請者にとっても非常に大きなリスクとなりますが、それでも申請しなければ合格しないわけですから、本気で働きたい方はチャレンジをするしかないのでしょうね。まずは運を味方に!これから申請を検討されている方は、ぜひ幸運が舞い降りますように!!

 

本格的な就職とは少し異なりますがPartIIにてOPTJ1インターンシップをご紹介致します。ご興味のある方はぜひそちらもご覧下さい。

 

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