日本でも留学先の海外でも、通勤通学の手段として一般的に思い浮かぶのは、バスや電車などの公共交通機関でしょう。「ちゃんと乗れるかな」、最初は皆さんドキドキしたことと思います。

 

ところが、そんな予想を超える、面白い交通手段が一般に浸透している街について紹介します。

 

 

何これ!?これに乗れるの!?

南半球オーストラリア。オペラハウスのある大都市シドニーの北に、ブリスベンという都市があります。

ビジネスと観光、教育がうまくバランスよく融合されたオーストラリアの第三の都市。市内には、ブリスベン・リバーが流れ、その水上を渡る!?珍しい交通手段があります。

その名も「City Cat」!!

そう呼ばれる代物の正体は、川の上流から下流を往復する高速フェリーなのです。

 

 

ブリスベン市の交通の要

川沿いにフェリー乗り場が幾箇所もあり、桟橋には毎朝早く6時過ぎから行列ができています。スーツ姿のサラリーマンやOL、制服を着た生徒、杖をついた年配の方まで、いろんな年齢層の人々が並ぶその先には、「平たい」「でかい」ジェットボートのような物体が現れました!

これぞ「City Cat」!!

何区間乗船するかによって料金が異なる、ゾーン制が設けられています。大抵は、Monthly Passを持っていれば、何回でもその区間を周遊できます。お暇があれば、端から端まで旅してみるのもいいですね。それができるのも、ブリスベンの醍醐味です。

朝の陽ざしを浴び、たくさんの人が外席で爽やかな風を感じながら・・・向かう先は、ブリスベンの中心街や有名大学University of Queenslandなど観光スポットにも停まります。

毎回乗組員の男性スタッフが、各乗り場で波止めするのも大変な作業なのに、必ずひとりひとりに「 Thanks. Have a good day!」と声を掛けています。

私は、3年間このフェリーにお世話になり、日々季節感や自然を楽しみながら留学生活を送れたブリスベンが大好きでした。今でも、ブリスベンを訪れると必ずお決まりのように乗ります。

そんな高速フェリーに毎日乗れる!優雅な留学生活を!あなたもブリスベンで体験してみませんか!?水上なので、渋滞もなく、時間通りにフェリーはやってきます。まれに時間遅れはあっても、川の向こう岸にフェリーが目視できるので安心です。

語学学校から大学まで、たくさんの留学生に人気の都市ブリスベンで、必見の乗り物です。

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