長期休暇の期間は?

アメリカの大学の長期休暇は日本と比べると長い印象があります。

夏休み ⇒ 6~9月まで 3ヶ月程度
冬休み ⇒ 12月~1月まで 1ヶ月程度
春休み ⇒ 3月下旬~4月上旬まで 2週間程度

夏休みは3ヶ月と非常に長く、冬休みは家族と過ごすクリスマス、そして春休みは2週間程度と短めです。その理由としてアメリカの場合、6月からは夏休み、新学期は9月なので、春に長期の休みを必要としないという点が挙げられます。

長期休暇の過ごし方は様々

3ヶ月の長期休暇となると、新しい事に挑戦をしたり、帰省してゆっくりなど、様々な過ごし方があります。

一方、長期休暇中に単位を取得しようと勉強をする人も少なくありません。
3ヶ月となると1学期分の勉強をする事が出来るので、自分の能力をもっと高めたい!という生徒も多いですし、自主研究やインターンに参加する過ごし方もあります。

普段の生活では授業のスピードが速く、自分の時間をなかなか取る事が出来ないのがアメリカの大学の特徴です。そのため、好きな事に熱中したいと考える人や、これから目指している仕事を実際に体験したいと言う人も数多くいます。

夏休みは「休み」ではなく、「キャリアアップ」のための時間として、計画性を持ち様々取り組む学生が多いのも、アメリカの大学生の大きな特徴の1つです。

学費の為のアルバイト

アメリカの大学生のほとんどは親からの支援を受けず大学に通っています。
その為、生活費や学費を稼ぐ為にこの長期休暇を利用し、アルバイトをする学生も多いです。
人気のアルバイトは家庭教師や図書館のスタッフ、イベントスタッフ、ツアーガイドといった、学業にプラスとなる職業が人気を占めています。

アメリカの大学では卒業率の平均が50%程度だと言われています。
1年留年をする事で、授業料、寮の費用がかさむ為、勉強も必死にやらなくてはいけません。
「勉強、アルバイト、遊び」これらを全て両立しているのがアメリカの大学生と言えるでしょう。
3カ月もある夏休みを利用して、アメリカの大学生は様々な過ごし方をしていますが、どの学生も自分のキャリアアップの為に時間を費やしている人が多いようです。

単なる長期休暇ではなく、「自己成長のための時間」と捉え、この時間を有効活用するためにどうすべきか、自身でしっかり考え、行動することが出来るアメリカの大学生。日本の大学生も「期間の有効活用、優先順位の付け方」など、見習うべき所は多々あるのではないでしょうか。