ギャップイヤーとは、大学受験に合格した高校生や大学院へと進学する大学生が卒業後、
一定期間の休学を得て入学する制度です。

元々は英語で「人生の節目の空いた期間を使って旅をする」という意味がありました。

イギリスから導入がはじまり、現在ではオーストラリアやカナダの学生に適用されており、
休学期間に様々な経験を積んでから入学しています。

また、ギャップイヤーは1年間の休学の期間を指しますが、1年を未満の場合はギャップタームとも呼ばれています。
大学入学前や大学院進学前の学生が主な対象ですが、就職前の期間に適用される場合もあるそうです。

効果や取り組みについて

ギャップイヤーの期間中は、どんな過ごし方でも構いません

しかし多くの学生が旅行や留学、ボランティア活動やインターシップに参加する傾向にあります。
ギャップイヤーのメリットは、高校や大学では得られない経験をすることで、入学先の学校での勉強や、
今後の人生にも役立つ経験を積めることです。

またギャップイヤーを有効活用すれば、何を目的に大学で勉強するのかなど、改めて見つめ直せる機会にもなるのです。

大学の平均中退率は20%ですが、ギャップイヤーを活用した学生の中退率は3~4%という結果があります。

取り組みとしては、地元企業の協力や就職率向上、留学生の増加や国際人の育成として、
日本の大学でもプログラムを導入または検討をしています。

効果的な使い方について

ギャップイヤーでは、やはりグローバル分野の見聞きを広げる意味で、海外留学という選択肢が多いです。
社会人になると留学の時間が少なくなるので、社会へ出る前に貴重な経験を積むことができます。

また、ボランティア語学留学では、将来的にも良い経験となるでしょう。

留学以外では、インターシップで社会経験を積んだり、
資格取得に集中したりする時間として有効活用することもできます。

ギャップイヤーではただダラダラと休暇を満喫するのではなく、目的を持ち有意義に過ごすことが大切です。