アメリカの水について

以前から言われているのが「海外の水道水は日本に比べると整備が整っていないから飲まない方が良い。」ということですが、アメリカの水道水はそのまま飲むことができるのでしょうか?
少し前までは安全とは言い難かったアメリカの水道水ですが、現在ではそのまま飲むことができるくらい安全と言えるようになりました。

アメリカの水質基準は、世界で最も厳しいとされています。
日本の水質基準は50項目で確認していますが、アメリカの水質基準は300項目以上で確認をしています。
安全性を重視して確認しているので、市営の水道システムは最も優れていると言われていますが、州や地区によってはまだそこまで整っていない場所もあります。

アメリカの水の成分は?

アメリカの水道水ですが、同じアメリカでも州によって水道水が飲める場所と避けた方が良い場所があります。
サンディエゴの水道水は、硬水でカルシウムイオンとマグネシウムイオンが多く含まれています。
アメリカ人は特に何ともないかも知れませんが、日本人では体質が合いにくく、中には下痢をしてしまう場合もあります。

シリコンバレー付近の地区の水道水は硬水で、フッ素が添加されています。
フッ素は虫歯予防には効果的ですが、妊婦さんなどが飲むことで母体を通して神経機能を低下させると言われています。
また子供が飲むことで脳の発達を阻害する恐れがあるので、飲むことは避けましょう。

水道水を飲んで良い地域

このように水道水を飲まない方が良い地域もあれば、飲んで良い地域もあります。
それはニューヨークです。
この地区の水道水は、自然保護区のキャッツキル山脈から自然にろ過されたものなので、そのままでも安心して飲めるだけでなく、全米水道水コンテストで第2位になるほど、おいしいと言われています。

また毎年夏になると、「Water On The Go (ウォーター・オン・ザ・ゴー)」という水道水の飲み放題のイベントが開催されます。
ぜひ足を運んで水道水のおいしさを感じてみましょう。

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