ボランティア経験国と費用

早速、経験者の皆さんはどの国でボランティアに参加し、1回あたりどれくらいの費用がかかったかご紹介します。

 

ボランティア経験国1位は「中国」

「ボランティアをしていた国はどこですか?」という質問に対し、「中国(20.8%)」と回答した人が最も多く、上位6か国をアジアの国が占める形となりました。

 

中国は経済の発展が著しく高く、世界的に最も影響力のある経済大国へと成長しています。

しかしその一方で、経済格差の拡大も著しく、都市部を離れた地方ではまだまだインフラの整備が整っていない地域も多く、総人口世界一を誇る中国国民の多くが未だに恵まれた環境で生活できているとは言えない状況です。

 

中国以外にも、発展途上国と言われるアジアの国々が上位に多くランクインしているので、日本からも近く、ボランティア活動による様々な支援を必要としている国が人気なことがわかります。

 

行先を選んだきっかけ

では、彼らはどのように行先国を選んだのでしょうか?

【中国・タイなど】その国についての記事を読んで関心が湧いたので行きました。(20代/男性/会社員)
【タイ】海外ボランティアのパンフレットを見て、孤児院ボランティアに魅力を感じ、価格帯も比較的安くて学生でも参加しやすいと思ったから決めました(20代/女性/パート)

インターネットやパンフレットで様々な情報に触れて、その国が抱える問題に向き合ってみたいという思いで行先を選んでいることがわかりました。

また、1度だけでなく、複数の国を訪れてボランティア活動をしている方もいるようですね。

 

半数以上の方が一度の参加にかかった費用は20万円未満

では、ボランティアに参加するにあたってどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

 

1回あたりの費用として、最も多かった回答が「10万円~20万円未満(31.5%)」となりました。

続いて多かったのが、「10万円未満(26.5%)」となるため、参加費が20万円未満だった割合が58%となり、半数以上の方が20万円未満で参加できていたということがわかりました。

 

基本的にボランティアは無償の活動なので、個人で出せる費用も限られています。

自分の生活も大切なので、無理のない出費の範囲で活動しましょう。

 

参加したボランティアのジャンル

ボランティアの行先や費用がどのようなものなのかご紹介しました。

続いては、実際に参加したボランティアはどのような活動をしていたものか質問してみました。

 

「どのようなボランティアに参加していましたか?」と聞いてみました。

最も多かった回答が「衣食住支援(27.7%)」となり、そのほかの回答はほぼ横ばいで同じ割合になることがわかりました。

 

衣食住は生活の根幹を成すもので、その支援を必要としている地域がまだまだ多くあるということがこの回答を見ても感じられますね。

 

ボランティアのジャンルを選んだ理由やきっかけ

【貧困層の自立】カンボジアを訪れた際、ストリートチルドレンが観光客に頼り切っているのを見たため(20代/男性/会社員)
【衣食住支援】その国の歴史を知って取り組もうと思いました。(30代/男性/会社員)

などの回答をいただきました。

 

実際に現地でその地域が抱える問題を目の当たりにして決意した方、その国の歴史を知って参加を決めた方など、理由は様々ですが、その問題を他人事として捉えず自分にも何かできることがあるのではないかという意識が、ボランティアをしようと決意する心を固めてくれたのかもしれません。

 

経験者が語る海外ボランティアで得られるものとメリット

それでは、ボランティアに参加するとどんなメリットがあるのでしょうか?

経験者が得られたと感じることと、ボランティアに参加するメリットを聞いてみました。

 

 

人の役に立てることが最大のメリット

海外ボランティアに参加するメリットを経験者に質問したところ、「人の役に立てる(40.1%)」という回答が最も多く寄せられました。

やはり、社会問題の解決に向けて自ら取り組むことで、現地の方々のより良い生活のために貢献できることにやりがいを感じ、充実感を得られるのですね。

 

社会問題に向き合い、活動することで自己実現できることがボランティアに参加する最大のメリットなのかもしれません。

 

ボランティアに参加することで得られたもの

続いて、海外ボランティアに参加したことで得られたと感じるものを伺いました。

 

最も多かった回答が、「コミュニケーション能力(39.9%)」となっており、4割近くの人が海外ボランティアを通してコミュニケーション能力を向上させることができたと感じていることがわかりました。

 

これは単に英語を話せるようになったと言わけではなく、多くの参加者と交流を深める中で、言葉や文化が異なっていてもコミュニケーションを取ることの重要性や楽しさを実感し、能力として身についたと実感している方が多いようです。

 

海外ボランティアの満足度

最後に海外ボランティアについてどれほど満足しているか経験者の方々に聞いてみました。

 

9割以上の方が海外ボランティアに参加してよかったと回答

「海外ボランティアを経験して良かったと思いますか?」という質問に対し、半数以上が「そう思う(50.4%)」と回答し、「ある程度そう思う(39.9%)」と回答した人と合わせると、90.3%の方々は参加して良かったと感じていることがわかりました。

 

日本では当たり前となっていることが海外では当たり前ではなかったり、日本ではそれほど大きな問題ではないことが海外では深刻な問題となっていて改めて身近な問題について考えるきっかけになるなど、日本ではできないような経験をして価値観や考え方が変わった方も多くいるのではないでしょうか。

 

海外ボランティアで思い出に残っていること

海外ボランティアに参加した際の印象深いエピソードや思い出に残っていることを聞いてみました。

 

水が貴重な地域で綺麗な水を供給するプロジェクトに参加したとき、現地の女の子が喜んで泣いていた姿は今でも忘れられません。(20代/男性/会社員)
向こうの国の言葉が通じたときや、逆に日本語を教えて会話ができたときとても嬉しかったです。(20代/女性/会社員)

など、様々な印象深いエピソードが寄せられました。

 

日本ではどこでも綺麗な水が飲めることが当たり前になっていますが、世界を見ると日本のような国は稀で、今のこの当たり前の環境がどれほどありがたいことか感じられるエピソードもありましたね。

また、文化や言葉の違いに苦労する一方で、コミュニケーションが取れ、意思疎通できた時はその達成感も大きくなり、喜びを感じられるということも経験できるようです。

 

短期留学よりも海外ボランティアをオススメ

短期留学と海外ボランティアを比較したら、経験者はどちらをオススメするでしょうか?

 

「短期留学(2~3か月)と海外ボランティアでは、どちらが経験として残るものが多いと思いますか?」と質問したところ、半数を超える6割近くの方が「海外ボランティア(59.6%)」と回答しました。

 

海外ボランティアは毎日が新鮮で刺激的な時間を過ごすことができ、普段の生活ではなかなかできないような経験をたくさん積むことができます。

また、ボランティアを通して改めて今ある当たり前の生活に感謝することができたり、社会貢献を通じて自分に自信が持てるようになるなど、様々なプラスの影響があるのかもしれませんね。

 

海外ボランティアに挑戦してみませんか?

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

この記事を簡単にまとめます。

 

【まとめ】

・行先として多いのは「中国」を始めとしたアジア諸国

・5割以上の方が「20万円未満」の費用でボランティアに参加

・「衣食住」に関するボランティア活動に参加する方が最も多い

・約4割の方が「コミュニケーション能力」の向上を実感

・短期留学よりも海外ボランティアがオススメで、経験者の9割以上が「参加して良かった」と満足している

 

海外ボランティアに参加することで、他の人には真似できない、アナタだけの素晴らしい経験ができ、自信に繋がるかもしれません。

また、海外での経験値も身につくので、将来的に就職活動や転職活動で自信を持ってアピールできる武器にもなります。

 

海外ボランティアに参加した方の多くは、「海外留学になんとなく興味がある」という方には海外ボランティアをオススメしたいと語っています。

当センターからも多くの方が海外ボランティアに参加しており、皆さんが素晴らしい経験ができたと話してくれました。

 

過去に海外ボランティアの魅力やメリットについて解説した記事を書いているので、そちらもぜひチェックしてみてください!

 

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