Co-op留学とは?Co-op留学の基本情報

 

それでは早速Co-op留学について解説していきます。

 

学校授業と有給インターンがセットになった留学

Co-op留学とは、カレッジに通い専門分野について学んだあと、実際に有給インターンとして企業で就労経験を積むことがセットになっている留学プログラムになります。

プログラム開始後、前半にはカレッジに通い専門分野に関する講義を受けて学び、プログラム後半で実際に学んだことに関連する職種の有給インターンとして働くことができます。

 

基本的に「授業期間」と「就労期間」は同じ期間となり、例えば1年間のプログラムなら前半の6ヶ月に授業、後半の6ヶ月に就労という形になります。(例外あり)

 

こちらのCo-op留学制度は、カナダ特有の制度であり、他の国では用意されていません。

 

Co-op留学の主な要件

Co-op留学の主な要件をまとめます。

 

Co-op留学の主な要件

【年齢制限】 制限なし

【ビザ種類】 学生ビザ+就労ビザ

【ビザ定員】 定員なし

【ビザ期限】 コース期間+1ヶ月

【ビザ延長】 可能(条件有り)

【就労時間】
・英語研修期間:不可
・カレッジ期間:週20時間
・インターン期間:週40時間

 

 

必要な参加条件

Co-op留学プログラムに参加するためには、2つの最低条件があります。

 

1つ目が「高校卒業の資格」です。

もちろん、日本の高校の卒業資格で構いません。

プログラムへ申し込む際は、こちらの高校卒業証明書を提出する必要があります。

 

2つ目が「英語力」です。

Co-op留学は学校の授業で専門的な分野について英語で学ぶため、あらかじめある程度高度な英語力が必要になります。

必要な英語力はどのような職種のプログラムに参加するかによって異なりますが、専門性が強い分野ほど高い英語力が求められる傾向にあります。

 

こちらは、TOEICやIELTS、TOFELのスコアがどれくらいあるかで測定され、判断されるケースがほとんどです。

 

語学力の目安(推奨)

【TOEIC】 700以上

【IELTS】 4.0以上

【TOFEL】 45以上

 

今はまだスコアを持っていない場合でも、多くのカレッジではオンラインで受けられる独自のレベルチェックテストを受けることができるので、自分が条件を満たしているか確認することができます。

また、英語力に不安がある人はカレッジ入学前に英語研修期間もつけることができるので、しっかり英語を学んでから参加することをオススメします。

 

Co-opで学べるプログラムジャンル

留学 アイルランド

 

それでは、Co-opではどのようなジャンルの専門知識を学び、就労体験を積めるのでしょうか?

 

①ビジネス系プログラム

1つ目は王道のプログラムでもあるビジネス関連の専門知識を学ぶプログラムになります。

 

どの企業・業種にも共通して必要とされるスキルであり、マネジメントやリーダースキル、マーケティングやセールス、その他にもや流通や貿易など様々なコースがあります。

 

主なインターンシップ先

・商社

・物流

・メーカー

・広告代理店

 

オススメの人

・ビジネスの基盤を学び、経験してみたいと考える大学生

・ビジネスシーン全般で必要となる知識や経験をしたいと考えている大学生、社会人

・専門職から総合職に転職したいと考える社会人

・明確にやりたいことが決まっていないけど海外での就労経験を積みたいと考えている大学生、社会人

 

②IT・WEB系プログラム

2つ目は、近年注目度が高まり、貴重な人材として活躍できるIT・WEB業界に携われるプログラムです。

 

アプリ開発に携わるITエンジニアに必要なプログラミングスキルや、WEB制作のコーディング、デザイナーに必要なデザインツール(Illustrator、Photoshop)、デジタルマーケティング(SEOやSNS運用)など、IT系人材の専門的な知識を学ぶことができます。

 

主なインターンシップ先

・WEB制作会社

・アプリ開発会社

・Saas系システム開発会社

・広告代理店

 

オススメの人

・IT業界に興味がある大学生、社会人

・フリーランスとして働きたいと考えている大学生、社会人

・SNSやアプリが好きで深く学んでみたい大学生、社会人

・他業界からIT業界へ転職を考えている社会人

 

③ホスピタリティ系プログラム

3つ目は、昔から根強い人気を誇るホテルや観光業関連に特化したプログラムになります。

 

ホテルや旅行会社の経営、マネジメント、業務、営業などの業界に関連する知識を1から学ぶことができます。

カナダは観光産業が強いため、実践的で有意義な知識を学んだり経験を積むことが期待できます。

 

主なインターンシップ先

・ホテル

・飲食業界

・旅行会社

 

オススメの人

・接客業が好きで、ホテル・観光業で仕事をしたいと考えている大学生、社会人

・ホスピタリティに自信があり、自分の長所を生かして働きたいと考えている大学生、社会人

・観光資源が豊富なカナダで、本格的・実践的な経験が積みたいと考えている同業種の社会人

 

ちなみに、CAとして就労経験を積めるプログラムの詳細を紹介した記事があるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

 

 

Co-op留学が人気の5つの理由

 

①専門的な知識を学んで実践できる

Co-op留学では、実際に仕事に必要な各分野に特化した専門的な知識を学ぶことができます。

もちろん、日本でもCo-opのプログラムにあるような知識は学ぶことはできますが、英語環境で学ぶことでよりグローバルな人材として育つことができ、自分の将来の選択肢を広げることができます。

 

また、学ぶだけでなく実際にインターンとして即実践することができます。

日本の学校や、民間スクールなどで専門知識を学んでも実践する場がなかなか得られず、実際にその業界に就職・転職してみないと実態がわからないということがあります。

 

Co-op留学で学んでみて、この業界で働いてみたいと思えたら実際にその業界に就職・転職する決断がしやすいですし、実践経験もあるので企業への大きなアピールポイントとなります。

 

②お金を稼げるから留学費用を抑えることができる

留学を検討するにあたり、やはり不安なのは費用面。

しかも長期留学となれば滞在費もかさんでしまい、多額の出費が予想されます。

 

留学費用を抑えるためには、そもそもの出費を抑えるか留学中に収入を得るかのどちらかしかありません。

Co-op留学は留学中にアルバイトや有給インターンなどでお金を稼ぐことができ、留学費用を抑えることができます。

 

カレッジで専門知識を学習している間も、週20時間までアルバイトが可能で、カレッジ終了後は配属先でフルタイムの有給インターンとして収入を得ることができます。

 

例えば、バンクーバーのあるBC州では、最低賃金が15.65C$となっており、日本円で約1500円になります。

学習期間中は週20時間働いたとして、月給約12万円ほど稼ぐことができ、生活の足しにすることができそうですね。

 

有給インターンが始まると週40時間のフルタイムで働くことができるので、月給約24万円ほど稼ぐことができ、生活費を賄えるくらい収入を得ることができます。

 

③語学留学と大きく差別化できる

語学力の向上だけが目的なら、語学留学でもその目的は果たすことができるでしょう。

しかし、留学のその先に、その経験を就職や転職に生かしたいと考えた場合、語学力だけを学習する語学留学よりも、専門分野について学び実践経験を積めるCo-op留学の方が、企業にとって”欲しい人材”として評価してもらえる可能性が上がります。

 

特に、外資系企業やグローバル企業、観光業やホテル業などは、留学経験のある人や留学経験がなくてもTOEIC850点以上を持っていて英語を話せるという人は多くいるため、それほど強いアピールポイントにはならないのが現実です。

ですが、Co-op留学では英語を話せることはもちろん、その道の専門分野を海外で学び、実際に就労経験も積めるので、それをアピールすれば周りと大きく差別化ができます。

 

Co-op留学では、カレッジでのカリキュラムを修了するとCertificateやDiplomaといった修了証を得られ、インターンシップ先からは推薦状をもらうこともでき、エビデンスとしても武器を手に入れることができます。

 

④英語力が飛躍的に向上

英語はただ学ぶだけではなかなか身につけることができません。

実際に英語を話す機会を増やし、実践を積む中で身につき、洗練されていきます。

 

実際に、語学留学にいった方の多くが、帰国後に英語を使う機会がなくて英会話力が身につかなかったと悩んでいます。

 

しかし、Co-op留学では事前に学んでおいた英語をカレッジの学習の中でディスカッションやプレゼンなどのカリキュラムを通して実際に使う機会が多くあります。

そして、インターン先で就労経験を積むことで、その専門分野でよく使われる単語やフレーズなどを学ぶことができ、ボキャブラリーや表現力を磨くことができます。

 

そのため、留学経験をキャリアに生かしたいと考えた場合、語学だけを学ぶよりも格段に実践的な英語力を身につけることができ、アナタの英語力を飛躍的に向上させることが期待できます。

 

⑤海外就職のチャンス

将来、海外で活躍したい、特にカナダで暮らしたいという興味を持っている方にとって、Co-op留学はとても魅力的です。

 

海外で就職したいと考えると、高学歴な上に本格的な経験を問われることが多いため、狭き門と言えるでしょう。

しかし、Co-op留学は高卒の資格があれば参加が可能で、プログラムの中で本格的な実践経験も積めるため将来の選択肢を大幅に広げることができます。

 

カナダは世界でも最も住みやすい国と言われており、移民大国と言われていてこれまで多くの移民を受け入れてきた歴史もあることから、移民に対して寛容で多文化を楽しむことができます。

なんとなく海外で働きたいと考えている方にとってカナダはとても魅力的な国であり、Co-op留学修了後に就労ビザを取得して現地でそのまま就職するという選択肢も大いにあります。

 

将来、海外で就職したいと考えている方にとって最も理想的な留学と言えるでしょう。

 

Co-op留学の注意点

職歴

 

それではCo-op留学に行く際に知っておきたい注意事項をご紹介します。

 

①インターンシップ先は確約されていない

インターンシップの就労先はカレッジが手配してくれたり、サポート会社が紹介してくれたりとサポートを受けることもできますが、望む企業にインターンシップできるかどうかは確約されていません。

また、カレッジが手配してくれたり、サポート会社が紹介してくれたからと言ってそこにインターンシップできるかどうかは、最終的にはアナタ次第となります。

 

企業と面接し、カレッジの成績や英語力、専門知識や人柄など様々な面で評価され、最終的に合格できればその企業でインターンシップすることができます。

日本での就活と同じように、しっかり事前準備して臨みましょう。

 

②インターンシップ先が有給でない場合もある

実は全てのインターンシップ先が有給であるというわけではありません。

例えば、バンクーバーでのインターンは有給であることが定められていますが、カナダ最大の都市であるトロントでは有給であることが必須とされていません。

 

インターンシップ先を選ぶ際、州や都市によって規定が変わるので、それをあらかじめ理解したうえで行先を選びましょう。

 

Co-op留学で世界を広げよう!

ここまで読んでいただきありがとうございます。

Co-op留学がどれだけアナタのキャリアにとって魅力的なものかわかっていただけたでしょうか?

 

実際にどんな学校やプログラムがあるのかもっと詳しく知りたいと感じていただけた方は、ぜひ無料カウンセリングに申し込み、留学のプロである私たちに相談してください!

 

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さあ、Co-op留学でアナタの世界を広げましょう!

 

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