基本情報
参加者基本情報
【氏名】セイイチロウさん
【プログラム】フィリピン アボルラン チャイルドケアプログラム
【期間】2週間
海外ボランティアに参加したきっかけは?
将来、貧困の子供達に希望を与えられるような会社や組織を作りたいと思っています。
そのために、今は大学生で時間があるので、実際にそのような子供たちがいる環境に行ってみて子供たちが受けている教育の質や住んでいる環境の水準などの現状を目の当たりにしたときに自分がみたものというのを今後大事にしていきたいなと思って、海外ボランティアプログラムに参加しようと思いました。
数ある海外ボランティアプログラムの中でジブン流学を選んだ理由はフィリピンのパラワン島の写真を見させていただいたときに、フィリピンに興味を持ったのと、写真や情報をカウンセラーさんから聞いたときに自分の希望にぴったりのプログラムをご紹介してくれたからです。
実際に参加した感想を教えてください。
毎日がとても衝撃的で刺激的で、言葉に表せられないぐらいすごくいいプログラムでした。
現地の子供達の生活環境や教育現場というのは日本の幼稚園とは全く違う環境で、もちろんエアコンはないですし、椅子も机も全て木製だったり、そのほかにも授業中に野良犬が教室に入ってきたりなど、最初は日本との違いに驚きました。
中には鉛筆やクレヨンを持っていない子などもいる中でみんながみんな熱心に活発に授業に取り組んでいるのを見て、すごいな、強いなというのを感じました。
子供達はすごくフレンドリーで子供たち側から積極的に近づいてくれたり、遊んでくれたりして楽しくてとてもやりがいのあるプログラムでした!
取り組んだプログラム内容を教えてください。
僕が参加したプログラムは「チャイルドケアプログラム」です。
1日目はオリエンテーションという形で実際にすでに参加している人たちがどのような活動に取り組んでいるかなどを学び、2日目からは実際に授業に取り組みました。
僕は4歳と6歳のクラスを担当し、英語の授業を行いました。
4歳児のクラスは色やアルファベット、数字などをダンスやお歌を通して楽しく英語を教えるというものでした。
6歳児のクラウは実際に教科書にある物語を読んで、その物語の中の質問に答えるような4歳児と比べて高いレベルの英語のクラスでした。
授業内容に関しては現地でパートナーを作って協力し合いながら現地の先生と一緒に授業を組み立てるというスタイルだったので、とても取り組みやすかったです。授業で使う英語に関しても小学生低学年レベルなので、英語力がなくても義務教育を卒業した人なら全然参加できるレベルだったと思います。
他の参加者の方々はどんな方々でしたか?
ロンドンやオーストラリア、スウェーデン、スペインなどヨーロッパからの参加者の方々が多かったです。アジア人は僕一人だけだったので、正直最初は馴染めるかどうか不安だったんですが、初日に挨拶してみんなとトランプをしたり子供達とも一緒に遊んだりしてすぐに馴染めました。
参加者の方々はみんな自分と同じように志を持ってボランティアに参加しに来ている方々だったので、本当に優しい方ばかりでした。英語の会話で苦戦することもあったんですが、ゆっくり話しかけてくれたり、自分の英語をゆっくりでも理解してくれようとしてくれたので、すぐに初日から人間関係が作れたのが本当に良かったです。
3時4時ぐらいに授業が終わり、その後の時間から夜ご飯までの時間は自由時間なので、友達とトライシクルに乗って近くのビーチやスーパーマーケットに行ったり、みんなと寄付として子供達へのクレヨンを買ったり、大学の視察に行ったり、近くの滝にも遊びに行きました!
ほかにもカラオケパーティにも行ったり、アボルランは田舎な街なんですが、現地スタッフの方々がアクティビティを準備してくれていたおかげでボランティア活動中だけでなく、プログラム外でも充実した時間を過ごすことができました。
印象に残っているエピソードはありますか?
本当に瞬間瞬間が印象的すぎて「特にこの瞬間!」っていうのがなくて全て印象に残っているんですが、強いていうならフィリピンの幼稚園と日本の幼稚園のギャップに最初にすごく驚いたことですかね。
自分の両親が幼稚園を経営しているので、他の人よりも幼稚園や子供達の教育について一般の方よりも知っている方だと思うんですが、園内に子供たち専用の売店があって、登園する前に子供たちみんながそこでお菓子を買って授業に参加したり、野良犬が授業中に教室に入ってきたり、エアコンがなくてずっと暑いのに扇風機が壊れていたり、地面にはゴミが多く落ちていたりとか、、、あげ出すとキリがないんですが、本当にいろんな面で違うことに衝撃を受けました。
でも子供達はすごく明るく授業に参加していて、ボランティアのみんな(先生)が大好きで村の中を歩いていても子供達が駆け寄ってきて一緒に縄跳びをしたりなど、本当に来て良かったと思いました。
現地で学んだこと、成長を感じたことはありますか?
本当に学びが多い2週間でした。
アボルランに行く前に延長さんへの質問を考えていて、実際に「アボルランに足りないものは?」と聞いたときに「フィリピン政府からの寄付金が足りていないと」おっしゃっていました。やはり教育の格差は国の政治や政策というところにダイレクトに影響を受けて、全世界の子供達が平等に同じ水準の環境で同じ水準の教育が受けられないんだなと感じました。
ボランティア参加者の方々との出会いも大きな学び、成長の一つだったと思います。
みんな出身が違って、文化、価値観も違うし、年齢に関しても高校生の人から夫婦、親子で参加している人、仕事を辞めてきたっていう人もいらっしゃっていろんな人の話を聞く機会がありました。
でもみんなの参加した動機やボランティアに関する価値観っていうのは同じでこういう方々に出会えたのは自分にとって今後の大きな財産になるような出来事だったと思います。
この記事を読んでいる方に一言お願いします!
この記事を読んでいる人の中には「英語が喋れないけど海外ボランティアに興味がある」とか「現地の治安が不安だな」と思っている人もたくさんいらっしゃると思います。
自分自身も英語が話せません。ですが、参加するにあたっての気持ちが大事だと思います。現代では翻訳機があるし、ボランティアに参加していた方達は皆さん本当に優しい方達で英語ができないから参加できないなとか、困ったなって思ったことはありませんでした。
写真や動画も見ることはできると思うんですが、現地の滞在中のイメージが100%できるわけじゃないし、自分が体験したものも現地に行かないとわからないような体験ばかりだったので、飛び込んでみるしかないと思います。
興味が湧いたとか、少しでもいいなと思っているなら絶対に参加するべきだと思います。
インタビューへのご協力ありがとうございました。
セイイチロウさん、改めてボランティアへのご参加ならびにインタビューへご協力いただき、ありがとうございました。
フィリピンや方やプログラムに参加した方とたくさん交流をされて、様々な学びや思い出ができた濃厚な2週間を過ごされたようで、本当に参加していただいて良かったです。
セイイチロウさんが話していたように、「参加して良かった」「楽しかった」と話していただくことが多い当センターの海外ボランティア。
ぜひ皆さんも少しでも興味があればお気軽にお問い合わせください。
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