基本情報
参加者基本情報
【氏名】コノミさん
【プログラム】インドネシア ウブド(バリ島) 衛生教育プログラム
【期間】3週間
海外ボランティアに参加したきっかけは?
子供の時にテレビで途上国の子供達が恵まれない環境で暮らしているという番組を見て、衝撃を受けたのを覚えています。
そのテレビを見るまで、自分が住んでいる環境が当たり前、みんなも私のように暮らしているというように考えていたんですが、そのテレビを見た時にこの環境が当たり前じゃないということに気づいて、その時に将来は看護師になって青年海外協力隊などに参加しようと思っていました。
ですが、いつの間にか普通の看護師として日本でずっと働いてきて、今後もう参加しないのかなと諦めていました。
そこで今回仕事を辞めて次の仕事まで2ヶ月ほどの時間があったので、この期間に参加できる海外ボランティアを探してみようと思ったのがきっかけです。
カウンセリングに参加して、自分にぴったりな衛生教育プログラムというプログラムがインドネシアにあるのを知って挑戦してみたい!って思ったんです。現地に行って子供達に良い影響を与えられたらいいなと思いました。
取り組んだプログラム内容を教えてください。
私が参加したのはインドネシア、バリ島のウブドにある学校での「衛生教育プログラム」です!
簡単にいうと子供達に正しい歯磨きの方法から、栄養、食事に関する授業を行うプログラムです。
私が参加した時期はお祭りや祝日の関係で金曜日が休校になることが多かったんですが、最初は基本的な手洗い(何分かけて洗うとか、バイ菌が残りやすいところなど)を実際に手合いらいを行いながら教えて、歯磨きの必要性や実際にどのように行うかという授業を行いました。
私たちにとって歯磨きは当たり前のことで、しないと気持ち悪いぐらいまであると思うんですが、現地の子供達にとっては当たり前のことではないし、何のために歯磨きをするのかわからないという子もいました。
子供達を見ていると学校のすぐ近くに売店があって、みんなそこでスナック歌詞や甘いジュースなどをお昼ご飯として食べている場面を目の当たりにしました。
インドネシアでは生活習慣病が大きな問題となっていて、現地の方は太っている方々が多かったので、先生に栄養や食事に関する授業を行いたいと伝えて実際に子供達がお昼ご飯に何を食べたか絵で書かせて栄養に関するアドバイスをするというような授業を行いました。
他の参加者の方々はどんな方々でしたか?
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ウブドの宿泊施設には40人ほどの参加者がいらっしゃいました。
ほとんどがヨーロッパやオーストラリア、カナダなどの欧米の方で、アジア人は私とアメリカで育ったっていう日本人の方の二人でした。
最初に宿泊施設についた時は本当にみんな会話スピードが早くて、実際に生の英語を聞くのと、英語の映画や音楽を聴くのとでは全く違ってとにかく聞き取るのに必死だったのを覚えています。
正直にいうと最初の数日間は孤独でした。でもそこで受け身でいるから誰も話しかけてくれないし、会話も広げられないんだ。っていうことに気づいてからは自分から話しかけに行ったり、病気の子に献身的なサポートをしたりなどこちらから積極的にアプローチをするようにしました。
そこからはみんなカフェに行くも観光に行くのも誘ってくれて、最後のお別れの時にはみんなが泣いてくれて本当にいい出会いがあったと思います。
週末もウブドの街を観光したり、ルームメイトの友達と野生のイルカを見に行ったり、動物園に行ってゾウに乗ったりもしました。最初は寂しい思いはしたものの、最終的にはボランティアも観光も楽しむことができたので、満足のいく3週間を過ごすことができました!
印象に残っているエピソードはありますか?
印象に残っているのは学校の子がみんな無邪気で可愛かったのは印象的でした(笑)
実際のインドネシアの教育現場に立ってみて思ったのが、学校によって受けられる教育の質やクラスの雰囲気も全く違ったのに驚きました。
参加した3週間のうち、2週間は同じ学校、最後の1週間は違う学校で授業を行いました。一つの目の学校はみんな積極的に授業に参加してくれて、校舎も綺麗で快適に思い通りの授業ができたんですが、3週間目に行った学校が本当に動物園みたいでした(笑)
みんながみんな授業に参加してくれないし、学校に来ていない子もいました。日本ではここまで学校によって差が出るもの少ないと思いますし、ここまで子供たちの授業態度が違うと、授業を行うのも難しいと思いました。この格差をなくすためにはと考えるためのいい経験となりました。
現地で学んだこと、成長を感じたことはありますか?
宿泊施設でのみんなとの出会いが今回の参加で私に一番大きい変化をもたらしたと思います。
私は4人部屋で他のみんなも一緒のタイミングで入寮したんですが、自分だけ英語ネイティブじゃなかったので、会話に入れずに最初は「コノミは英語喋れないから」とか「コノミはあんまり外交的じゃないから」と思われていたようで、孤立していました。
ある日その中の一人が風邪をひいて、その子を介抱しているうちにそのことすごく仲良くなりました。他の国に比べると日本人は思いやりがある民族なのかなと思いました。自分にとっては風邪をひいている人の介抱をするのは当たり前のことだったんですが、それに対してその友達はすごく感謝を伝えてくれました。
その経験から私は寂しいと思っていても日本人同士だとある程度「気まずいのかな」とか気持ちを理解することができるんですが、海外の人は話しかけないと「話したくないのかな」って思われて近寄ってくれないということに気づいたんです。
そこからはどんどん積極的になって、みんなの輪にも積極的に入って、みんなと仲良くなれました。この経験からもっと人に優しくしようと思えたし、自分の意見は相手に伝えないと相手もどうしたらいいかわからないということを学ぶことができました。
この記事を読んでいる方に一言お願いします!
皆さん言っていることだと思うのですが、迷っているなら絶対に参加した方がいいと思います。
私もそこまで英語が得意な方じゃなかったし、参加したい、海外の人と仲良くなりたいという気持ちがあれば翻訳機を使うこともできるし、自分の積極的な態度を示すことができれば英語力は必要ないと思うので、英語力が低いからというのは参加しない理由にならないと思います。
私は参加して良かったと思うし、絶対に参加して後悔はないと思います。気になったらまずはカウンセリングだけでも参加するのがいいんじゃないんかなって思います!
インタビューへのご協力ありがとうございました。
コノミさん、改めてボランティアへのご参加ならびにインタビューへご協力いただき、ありがとうございました。
インドネシアの方やプログラムに参加した方とたくさん交流をされて、様々な学びや思い出ができた濃厚な3週間を過ごされたようで、本当に参加していただいて良かったです。
コノミさんが話していたように、「参加して良かった」「楽しかった」と話していただくことが多い当センターの海外ボランティア。
ぜひ皆さんも少しでも興味があればお気軽にお問い合わせください。
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