タックスリターンとは、1年で得た収入の中から所得税としてオーストラリアに収めるための手続きを指します。
いわゆる確定申告や年末調整のようなものです。

7月1日から翌年6月30日までの間に得た収入・支出に関する税金を自治体に申告する必要があり、申告期限は10月31日までと決められています。この期限を超えてしまうと罰金を支払わなくてはいけません。

これからオーストラリアへ留学を考えている方は、ぜひタックスリターンの知識を身に着けておきましょう。

タックスリターンの対象者とは

もしも留学中にアルバイトなどで収入を得た場合、タックスリターンを申告する必要はあるのでしょうか？
答えはYESです。

タックスリターンの対象者となるのは、留学生やワーキングホリデーメーカーも入っています。
たとえアルバイトだったとしても、収入を得ている場合はタックスリターンの対象者となります。

ワーキングホリデービザ滞在者の場合は、原則的に非住居者扱いとなりますが、オーストラリアに半年以上滞在している場合、もしくは同じ場所・同じ仕事などをした場合など、一定の条件が満たされると居住者となります。

また、6ヶ月以上のコースを受講する学生ビザは居住者扱いとなりますが、6ヶ月に満たないコースの場合は、同じ学生ビザでも非居住者扱いとなりますので注意しましょう。

タックスリターンに必要なもの

タックスリターンには、PAYG Payment Summary、仕事関連の経費のレシート、その他の収入書類の3つが必要になります。

1,PAYG Payment Summary

会計年度内に働いたすべてからそれぞれ出してもらう必要がある書類です。
7月14日までに発行してもらう必要になります。

2,仕事関連の経費のレシート

法律で認められている仕事に関する支出があれば、その領収書などがこの対象になります。

3,その他の収入書類

銀行の利息やその他の申告しなければならない収入がある時に準備する必要があります。