基本情報

参加者基本情報

【氏名】土屋 晶希 様
【プログラム】フィリピン 環境保護
【期間】2週間

 

海外ボランティアに参加したきっかけを教えてください。

元々、交換留学プログラムに申し込んでいたのですが、それに落選してしまって。

ただ、やっぱり海外に行きたいと考えていた時に、学業にも影響を与えない程度で海外に行きたいと考えていました。

 

フィリピンを選んだのは、僕が東南アジアに興味があったのと、フィリピンは英語圏だったので僕のやりたいことが色々実現できると思ってフィリピンを選びました。

環境保護プログラムを選んだのは、僕が単純に環境とか生き物が好きで、このプログラムを知った時に興味が湧いたからです。

 

実は、1年前にカナダに1ヶ月間の語学留学に行っていた経験があって、その時に感じたのが朝から晩までひたすら英語の勉強をするだけなら、日本でも同じことができるなということでした。

ただ、そこでの経験があり、今回は人と関わりながらさらにリスニングやスピーキングのスキルを伸ばしていきたいと考えていたので、この順番が正解だったのかなと思います。

いきなり今回のように初めての海外がボランティアだったら、上手くコミュニケーションも取れていなかたのでは無いかと思うからです。

 

フィリピンのパラワン島の環境はいかがでしたか?

パラワン島に行けてすごく良かったと感じています。

セブでは味わえないような、フィリピンのローカルな文化や暮らしを見ることができました。

 

ストリートチルドレンもいれば、それなりに裕福な人もいて、リアルな格差を感じましたし、日本人が少ない環境だからこその現地の雰囲気を味わうことができて、すごく良かったと思います。

 

また、パラワン島は海が綺麗で有名だと聞いていて、実際にフィリピン最後の秘境と言われるエルニドに行ったんですけど、本当にすごく綺麗で感動しました。

 

プログラムの感想を教えてください。

思っていたよりも重労働できつい部分もありました。

まず、宿泊施設から片道20分くらい知らない道を歩いて現地まで行かなければならないし、暑くて移動がすでに疲れました。

 

現地にいてから、マングローブのタネを袋いっぱいに詰めるんですけど、それが大体5kgくらいになるので、それを持ってさらに奥の植えるところまで行かなければならなくて。

そして、拾ったタネをひたすら植え続けるんですけど、30分くらい腰を曲げたまま作業だったので、それも結構疲れました。

慣れるまではこれをやっていけるのか少し不安になるくらいでしたね。

 

ただ、マングローブのタネを植える以外にも別の仕事があって、海岸のゴミ拾いをしたり、地球温暖化について現地の子供達に教育したりしました。

自分がポスターを作って、地球温暖化について子供達に教える機会があったんですけど、子供達の前で話す機会が日本でもなかったので、それが結構いい経験になったなと思っています。

子供達の前で話した日以降、街で子供達から声をかけられることも多くなって、覚えてくれてたんだなってすごく嬉しかったです。

 

ボランティアに参加したメンバーはいかがでしたか?

同じタイミングでボランティアに参加していた日本人の方が、僕の他に2人いらっしゃって、他はスペインとかペルー、コスタリカなど南米の方もいました。

母国語がスペイン語の国の方が多かったので、英語よりもスペイン語がよく聞こえてくるメンバーでしたね。

 

でも、僕や現地の方と話す時はお互い英語だったので、コミュニケーションは問題なく取ることができました。

特にルームメイトとは仲良くなることができました。

 

ルームメイトをきっかけに他のメンバーとも仲良くなることができて、日本についても色々話題を振ってくれてすごくいい関係が築けたと思います。

エルニドに行った時もルームメイトのトルコ人の子と、日本から来ていたもう1人の方と一緒に行きました。

 

現地の生活環境はいかがでしたか?

まず、食事はすごく美味しかったです。

現地のローカルフードというより、僕たちに合わせてお肉とかご飯とかたくさん用意してくれてて、すごく美味しかったです。

 

宿泊施設以外にも、ヨーロッパから来たメンバーが結構毎日街に繰り出して遊んでいたので、誘ってくれて遊びに行ったりしました。

毎週木曜日はカラオケパーティーがあって、すごく楽しかったです。

 

宿泊施設に関しては、良くも悪くも想像通りでした。

毎日掃除してくれてたのですごく汚いとか、悪臭がするとかはなかったです。

 

今回のプログラムに参加したことで学んだことはありますか?

自分の英語力の拙さは痛感しましたが、それでもしっかりコミュニケーションが取れるんだなということに気づきました。

 

あと、1番大事だなと思ったのは、わかるまで理解しようとする姿勢が大切だということです。

日本人とかは、わからないことがあっても、笑って流してその場をやり過ごすみたいなことろがあると思うんですけど、海外の人は僕がしっかり理解するまで向き合ってくれて。

僕の英語力の拙さで会話が成り立たない部分もあったんですけど、相手はしっかり理解するまで向き合ってくれたので、それに気づいてからは時間がかかってもしっかり理解できるまでコミュニケーションを取ろうという姿勢を大事にしていました。

 

また、英語部分のことでいうとフィリピンに住んでいる現地のコーディネーターの方は、1ヶ月の給料とか教えてくれて、月給が1万ペソ(日本円で約25,000円)しかもらってないと言ってたんですけど、誰もしんどそうではなくて、むしろみんな幸せそうに暮らしていました。

治安も本当に良くて、街の人もみんないい人ばかりだったので、日本にはない心の豊かさのようなものを感じることができました。

 

街を歩いている時に、高校生くらいの子がベビーカーを押していて、「あなたの子供ですか?」と聞いたら、「近所の子だよ」って言っていて、街全体で子育てをしているというか、そういう広いコミュニティを持って生活していることにも驚きました。

 

今回のプログラムに参加して辛かったことはありますか?

ズバリ、インターネットに繋がらなかったことです。

すごく田舎の環境だったので、電波が届いてなかったみたいですね。

 

SIMカードも変えて、宿泊施設にWi-Fiがあったんですけど、ほとんど繋がらなくて、調子が良い時でもインスタが少しみれるくらいでした。

もちろん、デジタルデトックスになったことで、他のメンバーと話す時間が増えたりとかもしました。

ただ、翻訳したいと思ったときにできなかったり、外部と連絡が取れなかったりと、僕に取っては不便な側面の方が大きかったと感じています。

 

今後、海外ボランティアに行かれる方にアドバイスをお願いします。

1番大事だなと思ったのは、やはり日本人特有のお世辞笑い・愛想笑いで誤魔化すのは自分にとっても相手にとっても良くないことなので、絶対にやめたほうが良いです。

なかなか難しいことだとは思うんですけど、相手も理解してくれるまで真剣に向き合ってくれるので、自分もそれに真剣に向き合って、ちゃんと理解するまでコミュニケーションを取った方が絶対に身になるし、相手との中も深まると思います。

 

怖がらずに、積極的にコミュニケーションをとって、後悔のない経験にしてほしいです!

 

インタビューにご協力いただきありがとうございました。

土屋様、改めてインタビューにご協力いただきありがとうございました。

カナダでの語学留学を経て今回の海外ボランティアに参加された土屋様。

語学留学では味わえなかった、現地の方々のと交流や参加メンバーと親睦を深める中で、2週間という短い期間でも大きく成長することができたようです!

 

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